『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』挿入歌「Ray of Light」、アニメ『烈火澆愁』日本語吹替版エンディングテーマ「声のカケラ」に加え、7月3日の10周年ライブで披露した「Turn the Page」、さらにYouTubeチャンネル「With ensemble」から「Not the End」「Circle」の音源を収録。初回生産限定盤には「Ray of Light」のMV、メイキングに加え、ビルボードライブ東京で開催されたライブ「Rei Yasuda 10th Anniversary Special Live “Turn the Page at Billboard Live TOKYO -2nd stage-」の映像をフルで収録。
今回、SGS編集部が安田レイを直撃!『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、中国アニメ「烈火澆愁」の見どころや、挿入歌「Ray of Light」、エンディングテーマ「声のカケラ」の歌詞に込めた思い、esshimoとコラボしたジェルネイルシールの制作の裏側のほか、10周年ライブで「Turn the Page」を歌ってみた感想や、「Not the End」「Circle」のオーケストラバージョンの収録秘話など、新E.P.の注目ポイントをたっぷりと語ってくれた!安田レイ「Ray of Light」Music Video(『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』挿入歌)
Q.EP収録曲「Ray of Light」は、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』の挿入歌で、台本と映像を観てこの作品のために書き下ろしたそうですが、お話が決まった時どのようなお気持ちでしたか?
安田レイ(以下、安田):本当に嬉しくて「監督、また声をかけてくれてありがとうございます!」という気持ちでした。Season2まで「Not the End」を挿入歌として使ってくださっていて、いちファンとして「きみセカ」をずっと観ていたので、お話の中でまた自分の曲がかかったら最高に幸せだと思いました。
安田:すごく時間がかかりました(笑)。どの曲もいつも時間がかかるんですよね。「前回はどうやって歌詞を書いたんだろう?」と毎回迷子になって。「Not the End」の時もそうだったのですが、どういう方向性で曲を持っていくか、誰目線で歌詞を組み立てていくか、どれくらい不安なのか、どれくらい強い気持ちを入れたほうがいいのか、そのバランスを監督と話し合ってから歌詞を書き始めました。監督がお時間を作ってくださって、みんなでチーム一丸となっていい曲を作ろうという雰囲気が、私の背中を押してくれました。
Q.ドラマ版の挿入歌「Not the End」とのつながりを意識して作詞した部分はありますか?
安田:「Not the End」の時は、ちょうど私たちの生きている世界がコロナ禍でした。作中でゴーレムの正体がわからない、私たちもコロナの正体がわからないという不安の中、どうやって生きていけばいいんだろう?、怖いけど不安だけど大切な人に会いたい、大切な人を守りたいという気持ちが「Not the End」にはありました。今回の「Ray of Light」では、不安な部分が少しだけなくなり、ゴーレムがどういうものかだんだんわかってきて。私たちもコロナがどういうものか少しづつわかってきた、という部分が重なって。人間だからもちろん不安はあるのですが、それよりも強い気持ちがあり、向き合い方もわかって、本当に大事なものを守るためにはどうすればいいのか、「Not the End」より強い意志というか、自分よりも大切だと思える存在をどうやって守っていくか。自分の身を削ってこの存在をどうやったら守れるかを考えながら、猛スピードで前に進んでいるイメージで作りました。
Q.「暗闇に差し込む真っ直ぐな一筋の光のような願いを『Ray of Light』の歌詞に込めた」そうですが、安田さんご自身は、絶望の中に光を感じた経験はありますか?
安田:葵は、ドラマ版に登場した中条あやみさん演じる来美と重なる部分があって。こういう人間になりたいと思う要素がこの2人にはすごくありました。争いを嫌うというか、なるべく一人でも多くの命を守りたいという気持ちが葵にも来美にもあります。来美のほかにも同じ心持の人物が登場するのですが、全員が来美と重なって。優しさにあふれていて、人に寄り添う心が美しくて。私もこんな人間になりたいと思いながら作品を観ていました。
Q.esshimoさんとコラボしたジェルネイルシール2種をデザインし、「Ray of Light」のMVでも着用されたそうですが、どんなイメージで製作しましたか?
安田:爪に貼ってライトで硬化させるネイルシールなのですが、「Ray of Light」のテーマで作りたい、「きみセカ」の世界観を表現したネイルデザインにしたいと思って。「EN042 Midnight Storm (ミッドナイトストーム)」は、黒やシルバーなどかっこいいトーンで作りました。デザインも一から考えて、いろんなものを組み合わせました。実は私が染めたタイダイのTシャツをそのままスキャンしていて、なかなか珍しいネイルの作り方だと思います。ゴーレムとか戦いとか闇の中で光を探しているニュアンスをネイルで表現できたらと思ってデザインしました。全部が真っ暗ではなく、キラキラしているものや、メタルっぽいものものせているので、ジェンダーレスでたくさんの方につけてもらえたらと思います。
安田:どっちもなんですよね(笑)。洋服やメイクなど、日によって全然テンションが違います。それが楽しいですね。自分はこれだとこだわってやっているのもかっこいいですが、いろんな自分がいたほうが面白くない?、と私は思います。私自身その時の季節や気分でいろいろネイルを変えているので、両方のデザインのネイルをみんなに使ってもらえたら嬉しいです。
安田レイ「声のカケラ」アニメ『烈火澆愁』コラボMusic Video
安田:「Ray of Light」は本当に強さというところにフォーカスして歌っているのですが、声のカケラはやはり優しいニュアンスで歌いたいと思って。すごく柔らかい言葉がたくさん登場します。「Ray of Light」からの「声のカケラ」でガラッと世界観が変わるので、この2曲をぜひ続けて聴いてほしいです。
安田:日本のアニメはたくさん観ているのですが、中国の作品は初めて観たんですよね。「烈火澆愁」のイメージで言うと、絵が結構クールな印象があります。目の作りがキリッとしていて、クールビューティーだと思いました。日本のアニメと雰囲気が違って面白いなと感じます。Q.EP収録曲「Turn the Page」のメロディ、歌詞、全体の世界観、歌い方などで、特に注目してほしいポイントはどこでしょうか?
安田:去年10周年ライブをビルボードでやらせてもらったのですが、その時にアンコールをいただけたら歌いたいと思って作った曲です。サポートメンバーのクレハリュウイチさんと一緒に作ったのですが、10周年を迎えられてありがとうございますという気持ちと、ライブで盛り上がる曲にしたいというのと、私にとっての音楽は、ライブは、みたいなところも入れながら歌詞を書きました。誰も知らない「Turn the Page」をいきなりビルボードで歌ったのですが、みんなで一緒に歌うパートを作って。誰も知らない曲なのに、いきなりやらせるという(笑)。2部制だったのですが、1部で聴いてくれた方もいて、2部目はみなさん声を出してくれましたね。やはりライブってこうだよね、と思ってすごく楽しかったです。ファンのみなさんと一緒に、一つの塊になる、声を出し合うみたいな曲をもっともっと増やしていきたいと思います。レコーディングもいろいろ実験して、コーラスも遊びながらやったので、楽しい思い出がたくさんあります。
安田:メキシコです。日本の文化が好きな方が多いと噂で聞いていて。街の雰囲気や匂いも日本と全然違うだろうし、メキシコの色彩感覚が好きで、ブリキで作るハンドメイドの壁飾りも大好きです。メキシコの街の中に入って、そこでライブができたら最高だなと思います。
安田レイ – Not the End | With ensemble
Q.EPには「Not the End」「Circle」のオーケストラバージョンも収録されています。「Circle」はもとの楽曲と雰囲気が違って聞こえますが、アレンジされた楽曲を歌ってみていかがでしたか?
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[プロフィール]
安田レイ
1993年4月15日、アメリカ・ノースカロライナ州生まれ。
3歳で日本ヘ。10歳の頃、母親が聴いていた宇多田ヒカルに衝撃を受けてシンガーを志す。13歳で音楽ユニット『元気ロケッツ』に参加。2013年、「自身の歌声をもっともっとたくさんの人々の心に直接届けたい』という強い想いを胸に、同年7月シングル「Best of My Love」にてソロデビュー。その後も、ドラマやアニメ主題歌、CMタイアップ曲など、話題の楽曲を次々とリリース。2015年11月にリリースした「あしたいろ」は、TBS系ドラマ「結婚式の前日に」主題歌として共感を呼び、その年の活躍が認められ、「第57回輝く!日本レコード大賞」新人賞も受賞。2021年2月リリースの「Not the End」が、日テレ・Hulu共同製作ドラマ「君と世界が終わる日に」挿入歌としてオンエア。各配信サイトのチャートで上位にランクイン、自身最大の配信ヒットとなる。3月にはアーティストの一発撮りを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも出演し、その歌声に高い評価を受けた。2021年11月リリースのEP「It’s you」では、JQ from Nulbarich、TENDRE、tofubeats、HZETTRIOとコラボレーションが話題となる。2023年3月にはアルバムタイトルを冠した東名阪ライブハウスツアーを開催。
Q.esshimoさんとコラボしたジェルネイルシール2種を…
Q.EP収録曲「Turn the Page」のメロディ、歌詞、全体…
<安田レイ>
オフィシャルHP:安田レイ オフィシャルHP
YouTube: 安田レイ Official YouTube Channel
X:@yasudarei
Instagram: @yasudarei
新譜概要
【New E.P.「Ray of Light」】
リリース日:2024年2月7日(水)